【読書レポート No.5】センター現代文で分析力を鍛える

読書

どうも、こうのすけです。

本日は読書レポート第5弾。

今読んでいる本が読み終わりましたので、感想やレビューを書いていきたいと思います。

今回の本はこちらです。

「センター現代文で分析力を鍛える」

この前に読んでいた本が「東大現代文で思考力を鍛える」という出口先生の書かれた本でした。

その本がかなり面白かったので、引き続き似たような本が読みたいな〜ということで買った本です。

またまた受験チックな本かよ!っと思われるかもしれませんがお付き合いください。笑

この本、ただの受験生向けの本ではありません。

本書の特徴

まずは、本書の構成について。

この本ではセンターで出題された現代文を使って分析力を鍛えよう、というコンセプトのもとに書かれている本で、客観的にそして論理的に文章を読むことの大切さが常に問われています。

センター現代文は問題作成にかなりのお偉いさんが携わり、そしてかなりの時間が費やされていると耳にします。

確かに受験者数が最も多いと言っても過言ではないテストですから、テキトーな問題が作れるはずがありません。

はたまた、その辺の学校のテストや模試とは質が比べものにならないほど良いそうです。

その問題の質の高さは未熟な僕にはまだ理解できませんが、わかる人には分かるのでしょう。

(というかそれが分かってしまったら現代文が苦手なわけない。)

その最高のクオリティーを誇るセンター試験から、特に「美味しい部分」を出口先生が抜粋してまとめたのがこの本です。

本書に掲載されている質の良い文章を、客観的に論理的に読む練習をすれば大きな成長につながることは間違いありません。

本書の構成

まず大きく分けて、「小説」と「評論」に分かれています。

なんか懐かしいですよね、「小説」「評論」というワード。

この言葉を聞いてアレルギー反応を起こす方は、センター現代文にいい思い出がない人でしょう。

僕もアレルギーなので、この記事を満身創痍で書いています。

さて話を戻します。

本書には小説・評論でそれぞれ6つずつの文章が用意されています。

それぞれの文章を読んだ後に、出口先生の解説が書いてあります。

そこで文章を正しく読み取れているかを確認できます。

更に1問だけ実際に出題された理解力を測る問題が出題されます。

この問題を解くのが意外と楽しい。

そして最後の「補講」という形で更に詳しく学びたい人に向けて、本文に関連したおすすめの本などを紹介してくださいます。

この紹介された本が全部興味深くて読みたくなるんですよね。

以上が、本書の構成です。

読んだ感想

まずは、全体を通して言えることは「懐かしい」ということ。

過去問で解いたことがある(気がする)文章も掲載されていて受験期を思い出しました。

(特にいい思い出はないですが。笑)

小説に触れる機会

特に面白かったのは「小説」です。

僕は普段、小説は全然読みません。

読書をするにしても、どちらかといえば評論チックな本の方が好きなんです。

あとは自己啓発本とかね。大学受験系の本はもっと好きですけどね。

とにかく小説に触れることがほぼないのです。

なので久々に本書で小説に触れました。

なんということでしょう。

小説おもしれーじゃん!!!

(おもしれ!!っと興奮しながら問題を解いたら案の定間違えました。)

ここまで味わって読んだのは初めてかもしれません。

受験期はとにかく問題の正解にこだわって、文章を楽しんで読む余裕なんてなかったので。

しかも出口先生曰く、「小説」の方が客観的な分析力が必要らしい。

確かに評論よりも感情移入して読んじゃうしね。

だからこそ客観的な分析力を鍛える上で、格好の教材となりうるでしょう。

こんな味わい深い文章を読みながら、客観的な分析力が身につくなんてめちゃくちゃお得ですね。

受験生の時には小説の面白さに気づけなかったので残念です。

特に印象に残った本書の中の「小説」は、

「メリー・ゴー・ラウンド」(三浦哲郎・著)

純粋な子供の姿を見ていると、本当に切なくて悲しくて、、、。

本当にうるっときました。泣けた。

これが自分の受験の年に出題されていたら、泣いて泣いて問題どころじゃないでしょう。

大声で泣いて試験会場から退場を食らうかもしれません。

そのレベルで心に残る文章でした。

全編読んでみたいなと思う小説でした。

他にもいろんな小説を読んでみたくなったので、本書には良いきっかけをいただけました。

評論は論理的に

続いては評論です。

評論の文章は、結構馴染みがあるので読めるだろう、と油断していましたが。

問題を解くとしっかり間違える。

理解したつもりでも何となく読んでしまうことが多いんですよね。

それも漠然と読んでいては理解ができません。

ここでは、論理的な流れを意識しながら読むことの大切さを学びました。

確かに受験の時よりは、理解して読めている気がする。

しかし、論理的に読んでいないため何となくの理解になってしまい、問題の間違った選択肢につられがち。

自分の論理力の無さを実感しました。

やっぱり問題がついていると、自分の理解力をしっかりと確かめれるのでいいですね。

東大現代文とかだと記述で選択肢がないですから、より論理的に読んでしっかり理解し、更には要約をする必要があります。

ということは、センター現代文でつまずいているようではダメってことだな。

そこでこんな本を買うに至りました。

「論理トレーニング 101題」

本書が読み終わったので、次はこれに挑戦します。

読書というよりは、問題集っぽいですけど読書枠として読んでいこうと思います。

目指せ、論理マスター。

まとめ

本書「センター現代文で分析力を鍛える」はさまざまなきっかけを与えてくれました。

最初は「センター現代文」という大学受験チックな題名につられて買っただけでしたが、

・小説を味わう楽しさ、面白さ。

・そして、論理力を鍛えることの重要性。

この二つを教えてくました。

よって次に僕が起こすべき行動(論理力を鍛えること)も明確化したので、出口先生には感謝しかないですね。

あ、英語で小説を読むのもアリだな。

でも英語の文章ばっかり読んでいると日本語も恋しくなるからな。

とりあえず次は先ほども紹介した

「論理力トレーニング 101題」を読書6冊目としてやっていこうと思います。

では、今日はこの辺で。

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