どうも、こうのすけです。
本日は先日購入して読み終えた
「東大現代文で思考力を鍛える」の感想を書いていきたいと思います。

ようやく記事にできる。お待たせ。
この本はかなり面白くて、すぐに読み終えてしまいました。
感想などを述べながら、おすすめのポイントを書いていきたいと思います。
是非、最後までお付き合いください。
本書を買った理由
まずは、買った理由について。
それはもちろん、僕が東大合格を目指しているから!
あ、冗談じゃないですよ?本当のことです。
将来、塾とか人に勉強を教える仕事で独立がしたいので、その最低限の免許として「東大合格」という肩書きが欲しいわけです。(あとは己の限界への挑戦的な?ただ勉強が楽しいってのもある。)
しかし東大の試験は共通テストはもちろんのこと、二次試験でも国語を解く必要があります。
その中でも、現代文は個人的に何をしたら良いか対策方法がわかりません。
そこで、調べていたろこと「東大現代文で思考力を鍛える」に出会いました。
過去問を解くのも一つの手でしたが、まずは軽い気持ちで東大現代文に触れてみたいという気持ちがあったので、東大の現代文を見ながら、その文章をどのように読み解いていくかを解説してくれている本書は僕が今1番求めていたものでした。
さらには、ついでに思考力も鍛えることができるなら一石二鳥です。
上記の理由で、購入に至りました。
本書の構成
東大現代文は、受験生にだけ共有するのは勿体無いほど良質な評論文が抜粋されています。
この文章を丁寧に読み解くことで、本物の教養を得ることができると著者の出口先生はおっしゃっています。
大まかな構成は以下の通り。
出口先生が選んだ東大現代文の問題が3講に分けて合計11題掲載されています。
1題にひとつずつ理解を深めるための設問がついています。
問題文を載せた後に出口先生の詳しい解説が載せられており、自分なりの文章の解釈が正確だったかどうかを確かめることができます。(ここ大事)
その後補講として、抜粋された問題文に関連のある本を紹介していただけます。
補講を読むと、読みたい本がめちゃくちゃ増えてしまいますよ。笑
本書のここが面白い!
東大からの受験生へのメッセージ
まず面白かったのは、東大生が現代文の問題から受験生へメッセージを伝えていること。
東大が受験生に投げかけるメッセージとしては、
「常識に縛られた思考をするな!」「詰め込み教育クソくらえ!!」などがあります。
まあ受験生は本番で緊張しているし、そんなメッセージに目を向ける余裕はないと思いますが。笑
でも、社会人や受験が終わった大学生が本書で現代文の問題を見ると、東大からの様々なメッセージが読み取れて非常に面白いんです。
もちろん文章はかなり難解(読解力があまりない僕にとっては。笑)なので問題文を見ただけではメッセージが読み取れないかもしれません。
しかし、「東大現代文で思考力を鍛える」では出口先生がしっかりと問題文の解説をしてくださいます。
それがかなり丁寧で、解説さえ読めば問題文をしっかり読み砕くことができるので、1人では難しい現代文の読み取りを正確に行うことができます。
これが非常にありがたい。
最初に読んだだけでは理解できない部分が多かったですが、解説を読んだ後にもう一度問題文を読むと、スーッと頭に内容が入ってきます。
そこから東大からのメッセージを読み取れるようになり、かなり面白くなってきます。
特に、東大受験を志している僕からすれば尚更ですよね。
東大がどんな学生を求めているのか分かるわけですから。
興味の幅が広がる⇨読みたい本が増える
東大の現代文を読んでいると、普段は触れないような分野のお話に触れることができます。
これは東大現代文に限らず、共通テストの現代文でもそうだとは思いますが、、、。笑
しかし、「東大現代文で思考力を鍛える」では解説の後の補講があり、その補講を読むことで普段触れない分野への更なる興味が出てきます。
流石は国語の先生。読者の興味を惹きつけるのがお上手。
例えば、論理に関する問題文を読んだ後に、その理解をさらに深めるための本を紹介してくれます。
手に入りやすい新書を多く紹介してくださるのもありがたいですね。
不思議なことに読みたくなっちゃうんですよ。
今気になっているのは、「本当の論理力を問う」という問題文の補講の部分で紹介されていた大森荘蔵さんの「大森荘蔵セレクション」が気になっています。
常識の垢にまみれてしまった人に、新たな視点を与えてくれるそうです。
僕はそもそもの常識が怪しいので、背伸びして読むことになりそうですが。笑
また、問題文にもなっていた同著者の「流れとよどみー哲学断章」も気になっています。
本当の論理力を問う本文の内容が面白かったので、全部を読んでみたくなりました。
多分、難解な文なので読んでいる途中で眠くなってしまいそうです。
受験生は気晴らしに
さて、「東大現代文で思考力を鍛える」ですが、扱っているのは大学受験の現代文です。
そこで、本書を受験生が読むべきかどうかを考えてみました。
結論から言うと、読んだ方がいいと思います。
まず現代文の勉強をしている人で現代文が面白くないと思っている人は読んでみてください。
興味深い問題文に深く触れることで、現代文が好きになる良いきっかけになるかもしれませんよ。
僕はこの本で、いろんな現代文の問題を解いてみたくなりました。
読書は受験勉強の良い気晴らしになると思うので現代文を好きになるキッカケとなれば最高ですね。
それでも「俺は東大受けないから要らない!」という人がいるなら、こちらがオススメです。
「センター試験で分析力を鍛える(著:出口汪)」
だって共通テストはみんな受けるでしょ?
僕は今この本を買って読んでしますが、東大現代文よりは読みやすいので楽しく読めるし勉強になると思います。
やはりこちらの本もめちゃくちゃ面白いですよ。まだ読書レポート書きますね。
共通テストの現代文に困っている人は、現状を打開する良い機会になると思います。
でもあえて、難解な文章である「東大現代文で思考力を鍛える」に挑戦してみるのも良いですよね。
なんせ解説がありますからね。
まとめ
総合的な感想を言うと「最高に面白かったです。」
僕は理系なので現代文に触れることがなかなか無かったし、ここまでじっくり現代文に向き合うこともなかったのでとても新鮮な気持ちで読むことができました。
先ほども書いたように、「センター現代文で分析力を鍛える」も楽しく読んでいきたいと思います。
東大の現代文や、共通テストなどの良問に触れることでいい影響を受けれるのは受験生だけではありません。
特に社会人、大学生にはオススメです。
自分の新たな考え方(思考)を得ることができると思います。
ぜひ手にとって読んで見てください。
では、この辺で失礼します。
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