【英検準1級】2021-2 解説 長文読解「The Rebirth of the Scottish Whiskey Industry」

2021年第2回

どうも、こうのすけです。

本日は英検準1級の解説を書いていきたいと思います。

解説といっても、自分の復習用に作るものですけどね。

ここまで、順調に書き上げられております。

今日は、大問3の1つ目の長文である「The Rebirth of the Scottish Whiskey Industry」を読んで問題に答えていきます。

それでは早速、いってみましょう。

The Rebirth of the Scottish Whiskey Industry

まず題名は、「スコットランドのウイスキー産業の復活」だそうです。

お酒に興味がある大人は、結構馴染みやすい文章だったかもしれませんね。

高校生や中学生などのお酒とは無縁の(無縁であって欲しい)人たちでも、ウイスキーくらいは知っていますかね。

ちなみに僕は、ウイスキーは苦手です。

ビールばっかり飲みます。

第1段落

まずは、第1段落です。

毎度のことですが、第1段落では「導入部分」ということで、登場人物(今回ならウイスキー)の軽い説明から入ります。

そしてどんなお話がされていくのかも、第1段落がわからなければ理解できません。

さて、早速要約してみましょう。

まずは、ウイスキーの人気が落ちていることが書かれていますね。

ウイスキーを飲む習慣は代々家庭で引き継がれることが当たり前だったようですが、、、。

そういった習慣も無くなっていってしまったんですね。

それによって若者がウイスキーを飲まなくなっていきました。

問題に移りましょう。

問題では、1980年代より前の部分が聞かれていますね。

本文でも、その部分に該当する部分を読めばすぐにわかります。

1980年より前では、ウイスキーを飲む習慣が代々引き継がれていたんですね。

なので、ウイスキー産業は特に何もしなくても、消費者を確保できると思っていたわけです。

他の選択肢があまりにもトンチンカンなので、消去法でも解けてしまいますね。

選択肢3に強いていうなら騙されやすいかな?

ウイスキーに高額の値段を設定したわけではないですからね。

そこを勝手に勘違いしないようにしましょう。

第2段落

続いて第2段落です。

早速要約をします。

更なる問題が挙がっていますね。これはこれは、、、。

泣きっ面に蜂ですね。かわいそうに、ウイスキー産業。。

大量に生産してしまったウイスキーの需要が無くなっていき、たくさんのウイスキーが余ってしまう事態に。

当然売れると思って1970年代には作っていたので、これは誤算ですね。

競走が厳しいウイスキー産業ではコストカットが余儀なくされ、それが低品質のウイスキーを生み出すという悪循環に陥ってしまっていますね。

問題に移ります。

「〜の問題のうちの1つとして正しいものは?」という問題は、個人的に難しく感じます。

問題が色々と挙げられている場合、それと似たようなことが間違った選択肢に散りばめられるので騙されやすいからです。

ひっかけ問題を多く作れてしまうんですよね。

本来は、長い熟成期間を要するウイスキー。

この熟成期間があるせいで、生産の調整がほぼ不可能になってしまいます。

それをコストカットにより雑に作ることになって味が落ちる。

ウイスキーを飲む習慣がある人にとっては、最悪ですよね。

そういった人たちの期待を裏切ってしまうわけですから。

正解は、1970年代に売れると見越して大量生産してしまったことを記した選択肢です。

直接的に書いていないので、ちょっと難しい気もしますね。

まあ、正解の選択肢を分かりやすく書いてしまったらみんな正解してしまいますから仕方ないです。

間違いの選択肢である、選択肢3と少し迷った人がいるのではないでしょうか。

しかし、「短い熟成期間」という記述は本文にないんですよね、、、。

確かに、長い熟成期間の話をされて、その後に低品質な製品の話をされると

「熟成期間が短いってことか!?」と思い込んでしまいそうですが、そういった記述はありません。

第3段落

最後に第3段落です。

ここまで、ウイスキー産業が散々だった話ばかりです。

しかし、題名は「ウイスキー産業の復活」ですから、この段落でやっといい話が聞けそうです。

要は、中途半端なものを作るくらいなら、高級なブランドを作ってそれを売ろうと考えたわけです。

お金を持っている人たちなら、高級ブランドのウイスキーを飲むメリットなどがあれば購入して飲んでくれるでしょうから。

問題は、ウイスキー産業がどのように変化したかについてです。

高い買い物でもそれを払うだけの価値があると消費者を納得させることで、スコットランドのウイスキー産業は復活していったんですね。

今回は間違いの選択肢が圧倒的トンチンカンなので、消去法も有効かと思われます。

まとめ

さて、これで大問3の1つ目の長文の解説は終わりです。

スコッチウイスキーがどのようにしてウイスキー産業のスランプを乗り越えたかわかれば、内容を把握できたといっていいでしょう。

そこまで難しい構文や単語などもなかったので、落ち着いて文章の流れについていけばOKです。

段落ごとの要約をすると、文章の流れを把握しながら読み進められますよ。

試験中は時間がないので、メモ程度に書けるといいですね。

個人的には、第2段落の問題(33)が少し難しかったように思います。

思い込みをせずに、書いてある内容から答えを導き出す意識を常に持ちたいですね。

次回も長文の続きの解説です。残り2つだ。

では、お楽しみに。

コメント

タイトルとURLをコピーしました