どうも、こうのすけです。
久しぶりにブログを更新します。
早速ですが、英語を勉強している皆さん。
こんなことを気になったことはありませんか?
「TOEIC〇〇点って、英検で何級相当なんだろう。」っと。
TOEICを勉強している人であれば、そのスコアが英検でいう何級くらいなのか。
はたまた、英検準1級はTOEICで言うと、どのくらいのスコアなのか。
いわゆる難易度の比較ですね。
また、どちらを取得した方が評価されるのか気になったことがある方は多いと思います。
今回はほぼ同時期に「TOEIC870」と「英検準1級」を取得した私こうのすけが、実際に勉強していて感じた難易度や評価の比較などを行ってみたいと思います。
試験形式の違い
まずは、ここで言う「TOEIC」とはリスニングとリーディングの試験のことです。
TOEICはスピーキングとライティングの試験が別になっていますよね。
と言うことで大きな違いは
TOEICは「ListeningとReading」のみ。
英検は「4技能全て(WritingもSpeakingも含まれる)」。
と、いった部分です。
英検は一次試験でSpeaking以外の試験を行い、それに受かった人だけが二次試験(Speaking)の試験に進めます。
難易度比較
TOEICと英検はコッチの方が難しい!っと言う感じで一概に言うことはできません。
しかしある程度具体的なTOEICのスコアなら、英検でいう何級相当なのかを考えることはできるでしょう。
一般的には英検準1級は「TOEIC800程度」
と様々なサイトで言われていますが私はこれには共感できません。
色々な意見があると思いますが、私は
「英検準1級=TOEIC860」と考えています。
なので今回も、それを前提に話を進めていきます。
まずはリスニングとリーディングで比較してみましょう。
Listening
まずはListeningです。
結論から言うと、圧倒的に「英検」の方が難しいです。
TOEICは質問内容が問題用紙に書いてありますが、英検は質問も放送で流されます。
つまり、TOEICは事前に何が聞かれるか分かった状態で放送文を聞けるということ。
また公式問題集を使えば、問題の傾向がわかり解答のコツを掴みやすいです。
それに対して英検は放送文が流れた後に質問文が初めて放送されるので、満遍なく放送文を聞き取る必要があります。
本物のリスニング力を問われている感じですね。
TOEICでは点数が取れていたのに、英検になると全く得点できなかったことをよく覚えています。
Listeningは英検準1級の方が難しい。
TOEICはコツが掴みやすく高得点が狙える。
Reading
正直、問題の難易度には大きな差はないと思っています。
TOEICに関しては級別で分けられていないので難しい問題も混じっていますが、簡単な部分はスラスラ解けます。
それに対して英検は全てが「準1級レベル」の長文ですが、過去問で解答のコツを掴みやすいという特徴があります。
雰囲気でこれが答えっぽいな〜っとわかってくるんですよね。
また、TOEICには英検準1級にない文法問題が。
英検準1級にはTOEICには(少ししか)ない語彙問題があります。
英検の語彙問題の方が少し難しいかな、と感じます。
ただ大きな違いは時間制限です。
TOEICの方が時間制限が圧倒的に厳しい。
ここが英検との大きな違いです。
TOEICは時間さえあれば解けたのに、、、という問題が多いです。
しかしTOEIC860を取るには、最後まで解ききりたいところ。
その時間的制約にTOEICは難易度を感じます。
問題の難易度は大体同じ。
しかしTOEICは時間制限が厳しい。
英検は過去問でコツを掴みやすい。
【結論】TOEIC860と英検準1級:取得しやすいのは?
難易度比較を行いましたが、結局どっちが難しいんだ?ってなりますよね。
ここで結論を出します。
まず私のTOEICと英検準1級に挑戦していた時期の受験の軌跡を書かせてください。
2021年3月:TOEIC 855点 取得
2021年10月:英検準1級 不合格(一次試験)
2021年12月:TOEIC 810点 取得
2022年1月:英検準1級 合格(2月の2次試験も合格)
2022年1月:TOEIC 870点 取得
これが私の受験結果の流れです。
どうでしょうか。
なかなか難易度比較が難しいでしょう?笑
TOEICで855点取れたかと思えば、英検準1には落ちているし。
TOEICが810点に下がったと思えば、英検準1に合格しているし。
あえて結論を出すなら、
「TOEIC860点の方が取得しやすい」と考えています。
次に理由を話していきたいと思います。
TOEIC860の方が簡単である理由
「TOEIC860の方が簡単」と考える理由は以下の通りです。
・勉強時間が少なくて済む
・WritingとSpeakingがない
・リスニングに大きな差がある
詳しくみていきましょう。
勉強時間が少なくて済む
まずは、勉強時間について。
英検準1級に合格した際は、月に約100時間勉強しました。
それでギリギリ合格だったので、かなりの勉強時間を費やす必要があります。
しかし、TOEICは2021年3月の段階で860点近く取れています。
これは他の記事でも書きましたが、この時に行った勉強は
「公式問題集3冊を何度も繰り返す」
これだけです。
簡単な話、TOEICは「慣れ」の部分が大きいです。
Listeningにしろ、Readingにしろ、問題の場面設定は大体決まっています。
公式問題集を繰り返すことで、その形式に勝手に慣れていきます。
本物の英語力が無くても800点は間違いなく超えますよ。
(リスニングは特に「慣れ」でめちゃくちゃ伸びます。)
WritingとSpeakingがない
TOEICには、WritingとSpeakingがありません。
これは大きな違いです。
単純に勉強する科目が減るようなもんですから。
また、英検準1級に合格するためには、Writingの勉強は必須です。
受けたことがある方は分かると思いますが、Writingを捨てると落ちます。
逆に、Writingを勉強すれば他で失敗しても受かる可能性がめちゃくちゃ上がります。笑
そしてそのWritingの勉強はしっかり時間をとってやるべきものです。
TOEICではそのWritingに加えてSpeakingもないわけですから、単純に楽です。
リスニングに大きな差がある
これに関しては、先ほども話しましたね。
英検準1級のListeningは伸びがすぐに来ません。
やっぱり地道に本物の英語力(Listening力)を鍛えた人だけが得点できるようになっています。
それに比べてTOEICは聞き取れていなくても得点できる部分が多いです。
キーワードさえ聞き取れば正解できてしまうので。
このようなListeningの難易度の大きな差がTOEIC860を簡単にしている要因だと考えています。
TOEIC860と英検準1級:評価されるのは?
ここからは、実際に周りからの評価が高いのはどちらかを話します。
これも私の体験談を踏まえながら話していきます。
結論から言います。
これは年齢や場所によって変わります。
簡単に書くと以下の通りです。
社会人・大学生はTOEIC860
高校生以下は英検準1級
社会人・大学生はTOEIC860
やはり社会人や大学生の方は、TOEICの方がピンとくる方が多いでしょう。
社会人なら昇進の条件にTOEICがあったりしますし、大学生は大体の人が経験している試験ですから。
私は大学院生の時に、TOEIC870と英検準1級を取得しました。
周りに話す機会があった時は、やはりTOEIC870の方がインパクトは強かったです。
就活の時には、TOEICは710点でした。
このスコアで外資系の企業の面接の時に、めちゃくちゃ褒められました。
「え、TOEIC710で褒められるの!?外資系なのに!?」っと驚きましたね。
ちなみに、今お世話になっている企業でもTOEIC860以上で英語の最高評価をもらえています。
なんと英検1級と同じ評価をもらえるのです。
これはお得すぎ。
コスパ最強。
やはりTOEICがまだまだ評価の対象として広く利用されているみたいです。
高校生以下は英検
もちろん、高校生以下はTOEICをやってはいけない!っと言うことではありません。
挑戦するのは素敵だと思います。
しかし、これも同じ理由で「周りで馴染みがある試験かどうか」で結局は決まってくると思います。
英検は小学生〜高校生に広く支持されていますし、実際に試験会場には制服をきた学生が多かったです。
また最近では大学入試で英検準1級を取得していれば、英語を満点扱いしてくれるような大学もあります。
よって、高校生以下では英検が評価に使用されている場面が多いと感じます。
色々書きましたが、TOEIC860も英検準1級も立派な資格。
どちらも十分に評価してもらえますよ。(実体験済み)
【おまけ】TOEICと英検:私の推しは?
ちょっとおまけですけど、私が推しているのは「英検」です。
TOEICが悪いわけではありません。
しかし先ほどから書いているように、英検は本当の英語力を問われているような感じがします。
TOEICばかり勉強していた私ですが英検に挑戦したことで「自分の英語力の無さ」を実感することができました。
さらに、「WritingやSpeaking」の勉強のモチベーションにも繋がりました。
結局は英語を使えないと意味がないと思っているので。
勉強する良いきっかけになりましたよ。
また2022年の1月は英検準1級を受けて、その1週間後にTOEICを受けるというハードな月でした。
「TOEICは諦めて英検の勉強をしよう。」
と、英検に向けて一生懸命勉強はしましたが、TOEICの対策には手が回りませんでした。
しかし、蓋を開けてみるとTOEIC870(自己ベスト)を達成!!
本当に驚きましたが英検に向けた勉強が、どんな試験にも対応できる「本物の英語力」の養成に繋がったのだと思います。
「本当の英語力」を鍛えるために「英検」は最高の試験です。
なので英検をすごく推しているんですよ。
TOEICの点数で伸び悩んでいる方、あえて英検を受けてみてはどうでしょうか?
新たな道が開けると思いますよ。
英検準1級の不合格体験記と合格体験記を載せておきます。
良かったら参考にしてください。
まとめ
最後にまとめてみましょう。
① 取得しやすいのは?→TOEIC860
② 評価されるのは?→TOEIC860(社会人・大学生なら)
③ 私のおすすめは?→英検準1級
どちらも私に英語の勉強の楽しさを教えてくれた素敵な試験です。
甲乙つけ難い比較ではありますが、どんな違いがあるのか納得して頂けたら嬉しいです。
英語初学者の方は、結果が出やすいTOEICを受けるのが良いですね。
それか英検3級などから初めてみては如何でしょうか。
(英検が級別に分かれているのは大きな強みです。)
本記事が参考になれば嬉しいです。
ではでは。
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