受験生のみんな。
「苦手科目をすてるな。」
どうも、こうのすけです。
本日は、受験における「捨て科目」について僕の考えを書こうと思います。
みなさん、受験期に苦手すぎて捨てた科目ってありましたか?
「数学が苦手すぎて、、、」
とか
「国語が無い大学に、、、」
といった感じで、自分の苦手な科目を早々に諦めた経験、ありませんでしたか?
僕は受験のプロではありませんが、この捨て科目を作る行為には大反対!!
今回は、どうして捨て科目を作らないことがベストかをお話しします。
捨て科目=リスクが高い
苦手を作らない
受験において苦手科目を捨てて勉強しないことはリスクが高いです。
例えば数学が得意で英語が苦手な人がいたとしましょう。
彼は「英語の点数を数学でカバーする!」という考えのもと、英語の勉強を捨ててしまいました。
しかし試験当日。
数学の難易度が低く、英語の難易度が平均的だとしたら、、、?
数学で他の受験生と差をつけることができずに、勉強していたら普通に得点できる英語で差をつけられてしまい、結局数学でカバーしきれない。という事態に陥ってしまいます。
受験する科目はバランスよく勉強し、
「どの科目も得意では無いけど、苦手ではない。」
という状況を作れた方が落ちるリスクは減るでしょう。
私の失敗談
上記のように考えているのは、僕が浪人時代に失敗をしているからです。
浪人時代は受験が2回目なので失敗は許されません。
しかし、全ての科目を完璧に勉強するのは不可能だと勝手に決めつけ、
「国語の古文を捨てよう。」
と、浪人が始まった4月に決めてしまっていたのです。
早すぎる。おバカの象徴です。
なのに古文の授業は受ける、という中途半端具合。
そして古文を勉強しないまま迎えたセンター試験。
国語は現代文と漢文でカバーしようと決めていました。
時間も古文の時間は一切取らずに、現代文などに多くの時間を使いました。
そして残り5分。
残すは古文のみです。
僕はここで作戦通り
「最終奥義、オールスリー(全部3をマークするやつ)」を発動し国語のセンターを無事終えました。
そして後日の自己採点。
古文は8点/50点と、想像通り酷い点を叩き出しましたが、国語全体では138/200で7割くらい。
国語が苦手で、7割が目標だった僕にはちょうどいい点数でした。
しかし、その後予備校でお世話になっていた講師がTwitter上でこんな呟きをしました。
「どこよりも早い『来年の』センター速報:古文、難化。」
これをみた僕は一瞬理解が追いつきませんでしたが、すぐに悟りました。

あ、今年の古文クソ簡単だったわコレ。
なんと、僕が捨てて8点だった古文が死ぬほど簡単な年だったのです。
周りの友達に聞いても
「あんなん、ただの日本語。」だとか「10分で終わったわ。笑」などなど余裕のコメント。得点も満点の人ばかり。
お猿さんでも解けなきゃいけない問題でした。
もしも失った42点があれば、、、。
そんなことを考えても遅いのです。
とにかく受験する科目はバランスよく勉強しましょう。
全ての科目の繋がり
僕は本当に愚かでした。
捨て科目を作っても本当に良いことはありません。
受験だけでなく、今後の視野を狭めることにもなります。
また、最近気づいたのですが、一見関係ないように見える科目同士に繋がりがあることが多々あります。
英語と国語の文の読み方だとか、歴史で学んだ内容が英語に生かされたりだとか。
はたまた、数学の解答に至るプロセスが他の科目で役に立つなど。
科目をそれぞれ単体で捉えているようでは、もしかしたら賢い人への仲間入りはできないのかもしれませんね。
自分は今現在、大学院で実験をしたり論文を読んだりしており、大学受験の勉強など一切していませんが、アルバイトで高校生に勉強を教えるときに当時分からなかったことが何故かめちゃくちゃ分かる様になっています。
大学生活で物の見方が変わったり、頭が少し柔らかくなったのが影響しているのでしょうか。
ハッキリした理由はわかりません。自分でも驚いています。
なので広い視野を持って、自分に一見関係ない科目も前向きに勉強するようにしましょう。
捨て科目が許される場合

あなたが高3の秋ごろに行きたい大学がハッキリしており、その大学で使わない科目があるなら一旦その科目の勉強を辞めるのはアリです。
でも絶対タメにはなるので、気が向いたらその科目の勉強を再開してみてほしいです。
大人になってからでも、勉強はできます。
受験生の頃に気づかなかった面白さを感じることが出来るかもしれないですよ。
まとめ
とにかく捨て科目を作ることは絶対にオススメしません。
受験科目にない場合は考えても良いですが、初めから受験科目の少ない大学を選ぶのもやめましょう。
まだ若いんですから広い視野を持って勉強しましょうよ。
それに、受験科目を減らした生徒より受験科目が多い生徒の方が、しっかり点数を取れていることが多いです。
科目を絞って勉強しているにも関わらず、そうでない生徒に及ばないことが多いんですよね。
これは『その人が天才!』というわけではなく、様々な科目を広い視野を持って勉強している恩恵なのかもしれません。
とにかくまだ夏休み。
苦手科目を捨てるのはまだ早い!!
諦めずに頑張ろう。
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